ハムストリング肉離れ完全復帰ガイド|最速で治す5つのステップ

ハムストリング肉離れからの復帰プロトコルは、損傷の程度(軽度~重度)によりますが、以下は一般的なガイドラインです。完全復帰には無理をせず、段階的に進めることが重要です

  1. 怪我直後(初期段階:1~3日間)

目標: 炎症を抑え、さらなる損傷を防ぐ
 •RICE療法:
 •Rest(休息): 患部を安静に保つ。
 •Ice(アイシング): 1回15~20分、1日3~4回アイシングを行う。
 •Compression(圧迫): 弾性包帯やサポーターで軽く圧迫。
 •Elevation(挙上): 足を心臓より高く挙げ、腫れを軽減。

⚠️避けるべきこと(HARMルール):
 •Heat(温める)
 •Alcohol(アルコール摂取)
 •Running(走る)
 •Massage(マッサージ)

  1. 回復初期(3~7日目)

目標: 血流を改善し、軽いリハビリを始める
 •痛みのない範囲での可動域運動(ROM):
 •膝の屈伸や軽いストレッチを痛みを感じない範囲で行う。
 例: 仰向けで膝を曲げ伸ばし。
 •筋力維持:
 •他の部位(腹筋、上半身など)の軽い運動を行う。

  1. リハビリ段階(7日目~数週間)
    目標: 筋力と柔軟性の回復
     •筋力トレーニング(段階的):
     •痛みがない場合、軽い負荷から始める。
    例:•ヒップブリッジ
      •軽いスクワット
      •セラバンドを使ったレッグカール
      •柔軟性トレーニング:
      •ハムストリングの軽いストレッチ(痛みを感じない範囲)。
     ・バランス訓練:
     •片足立ちやバランスボードを使用。

  2. 競技復帰準備段階(数週間~数カ月)

    目標: 元の運動レベルに戻す
     •プライオメトリック(ジャンプ系トレーニング):
     •軽いジャンプからスタートし、徐々に動的な動きに移行。
     •ランニング再開:
      軽いジョギングから始め、痛みがなければインターバルトレーニングやスプリントを追加。
    例: 50mラン×3本からスタート。
     •スポーツ特有の動き:
     •サイドステップや方向転換の練習。

  3. 完全復帰
    •トレーニング中や試合中に痛みや違和感があれば中断。
    •スポーツ復帰の目安は、以下の条件を満たすこと:
    •痛みや腫れが完全に消失している。
    •怪我をしていない足と同じ筋力が戻っている(筋力テストで確認)。
    •短距離スプリント、ジャンプ、方向転換などが問題なく行える。

必要であれば、スポーツドクターや理学療法士の指導を受けて、安全に復帰することをおすすめします!

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