テレビや健康雑誌でよく「自律神経」という言葉をよく聞きませんか?
自律神経は聞いたことあるけど実際にはどんなものなのか、なんとなく分かるような分からないような・・・
よく見聞きするわりに、はっきりとこういうものだ!と説明できる人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は「自律神経」とはいったい何なのかについて詳しく紹介したいと思います。
そもそも神経って??
「自律神経が乱れてる。。。」
「運動神経がいいな!」
「あいつは神経質だ!」
などと、『神経』という言葉は何気に使われています。
『自律神経』の説明をする前に、まず『神経』について説明したいと思います。
神経とは簡単に言うと『情報の通り道』です。
指先を切った場合、「痛い!」という情報が神経という通り道を通って脳へ伝えられます。
脳の中に痛みを感じる部分があり、そこに情報が伝わって初めて「痛い!」と感じるのです。
神経の働きは、上の図のように『体→脳』の通路として使われるだけでなく、逆方向『脳→体』の通路としても使われます。
例えば、脳から「手をにぎれ!」と命令が出されると、情報が神経を通って手の筋肉まで到達し、実際に手をにぎるという動作を行います。
このように神経という通路に情報が通ることで初めて人間は感じたり、体を動かしたりすることができるのです。
もし神経が傷ついてしまうと、情報の通り道が無くなってしまうので、「痛い」「熱い」などの感覚を感じ取りにくくなったり、体を動かしたいと思っても力が入りにくくなったりします。
また、脳卒中などで手足などの運動の麻痺や感覚障害が出現することがあります。
この麻痺や感覚障害が出現しているということは、『体→脳』や、逆方向『脳→体』の通路が遮断されていることを意味します。
リハビリが必要なのは、この神経の道路をいち早く開通させる必要性があるからです。
道路の開通が遅くなったり、遠回りになると立ち上がったり、歩いたりなどの運動が上手くできなくなったりします。
それだけ、神経は人の体にとって重要な役割を果たしています。
自律神経はどんな情報の通り道??
神経は情報の通り道ということは理解できたと思います。
では、今回紹介する自律神経とは、どんな働きをしているのでしょうか。
神経は大きく「自律神経」と「体性神経」の二つに分かれています。
さきほどの「手をにぎれ!」というように、自分の意志で命令を出して動作を行うときには「体性神経」が使われます。
一方、「自律神経」とは自分の意志とは無関係に動作を行う際に使います。
自分の意志とは無関係・・・とはどのような動作があるでしょうか。
例を挙げると、
「眠っている時に呼吸する」
「血液を流す(心臓が動く)」
「胃で食べ物を消化する」
「腸で栄養を吸収する」
「老廃物や疲労物質を集めて便や尿で排泄する」
などなど。
これらの動作は頭で考えて行っているものではなく、自分の意志とは無関係に行われています。
これらは生きていくうえで、欠かすことのできない体の活動が「自律神経」によってコントロールされているのです。
自律神経は賢い神経!
自律神経の働きの一つとして「血液を流す」とありましたが、自律神経はただ「血液を流す」だけではありません。
激しい運動をすると心臓の動きが速くなる(心拍数が上昇する)と思います。
激しい運動を行うと筋肉で酸素がたくさん消費されて、筋肉が酸素不足になります。
自律神経はそのような体の状態に対応して、心臓の拍動する回数を増やします。
すると、酸素を持った血液がたくさん送られるようになり、筋肉の酸素不足が解消されます。
このように自律神経は、私たちが意識せずとも状況に合わせてからだの機能をコントロールしてくれているのです。
それは私たちが寝ているときでも自律神経は絶えず働いてくれています。
テレビなどで取り上げられている「自律神経の乱れ」とは体の自動コントロール機能が乱れているということです。
この自動コントロール機能が乱れてくるで様々な不調(未病)が現れてきます。
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