良く病院などでプール内での運動を勧められた事はありませんか?
本日はプール内での運動のメリットと注意点をお伝えします。
プール内の運動の3つのメリット
プールでの水中運動には、水の特長を生かした3つのメリットがあります。
1.浮力
水に胸までつかった場合、浮力で体重が10分の1程度になります。
筋肉や関節への負担が減り、膝の痛みも軽減するため、陸より楽に体を動かすことができます。
特に背中やお尻、太ももの裏側など普段よく使う筋肉を緩め、リラックス効果があります。
また、浮力が働く状態は、日ごろ鍛えにくいインナーマッスルを使った動きができるという利点もあります。
2.水圧
水中では常に体に圧力がかかっているため、血液を心臓に戻すポンプ作用がサポートされます。
心臓への負担が軽くなることで、血流が良くなり、むくみの解消や老廃物の除去にも効果的です。
3.抵抗
水の抵抗を利用する事で、運動強度を自分でコントロールできます。
水の抵抗は動きが速くなるほど大きくなり、運動強度が増します。
負荷を上げたいときは速く、下げたいときはゆっくり運動するとよいでしょう。
プール内の運動の注意点2つ
①おしゃべりしながらの水中歩行
女性の方に多く見受けられますが、水中歩行を友人とゆっくりとおしゃべりしながら、数分間程度行なっている方がいらっしゃいます。
これは控えた方が良いでしょう。
この水中歩行のやり方で行うと、膝が冷えてしまい膝の痛みを悪化させてしまう事もあります。
そのため水中歩行でもできるだけ早く歩く、または走るようにして休憩なしに行って、終わった後にお風呂でゆっくり温めるのが良いです。
②運動後、多少膝が痛くても湿布を貼らない
水中歩行などの運動をした後に多少膝に痛みが出たりすることがあります。
膝の痛みのある方は整形外科から山ほどの湿布を貰っている事が多く、運動をした後に貼るとひんやりして気持ち良いため、湿布を貼る方がいますが湿布は貼らない方が良いです。
運動後に痛みが出るのは、運動により血液循環が良くなった結果、痛めた組織を治そうとしている反応です。
湿布を貼ると痛みは和らぐかもしれませんが、治そうとする反応を止めてしまう事になります。
運動によって膝の血液循環が良くなったのにも関わらず、湿布を貼って血液循環を阻害してしまうと水中運動を行った意味がなくなってしまうため、運動後の湿布は貼らない方が良いでしょう。
上記にもありましたが、湿布で冷やすよりもお風呂でゆっくり温めて血液循環を促してあげたほうが良いです。
膝の痛みを和らげるために水中歩行を行うのは良いことですが、やり方によっては逆効果になってしまう事もあります。
膝の周りを冷やさないことを意識しながらプール内での水中運動を行いましょう。
→当院での詳しい治療方法はこちら
【不安がハレれば、毎日がハレル♪】
未病リハビリセンターハレル 雁ノ巣本店
〒811-0206 福岡市東区雁ノ巣2-23-30
☎︎092-410-5865
Mail:hareru0215@gmail.com
コメントを残す