本日は半月板損傷で手術せずに、保存療法で治療をしたい方にその方法をお伝えします。
保存が可能な3つのケース
病院で半月板損傷と診断されると、すぐに「手術」と思われている方がいると思います。
しかし、すべてのケースが手術が必要になるわけではありません。
手術が必要のない3つのケースをご紹介します。
損傷箇所が外側
内側・外側の半月板は主に血管から栄養補給をしています。
この血管は半月板の外側に豊富にあるので、損傷箇所が外側だと栄養を補給しやすいため、保存療法で治療が可能になります。
これは内側半月板損傷の場合でも同じです。
しかし、栄養補給ができる血管が少ないところであったり、損傷の程度が酷かったりすると保存療法では治癒が困難な場合があります。
炎症がひどくない
炎症とは発赤(赤くなっている状態)、熱感、疼痛(痛み)、腫脹(腫れている状態)の4つの症状が起きている状態です。
炎症は半月板損傷の進行の程度がわかる指標になります。
炎症の程度が軽いまたは、いずれかの症状が出なかった場合には炎症が治まってきているか、炎症が起きていない状態で、自然に治癒していくことが期待できます。
膝の軟骨が損傷もしくは変形していない
軟骨と半月板は歩いている時に地面から伝わってくる衝撃を吸収する役割があります。
軟骨は半月板のすぐ下にあるため、半月板が損傷することで膝関節への衝撃が強くなります。
膝関節への衝撃が強まると、軟骨が損傷・変形しやすい状態になります。
軟骨の損傷・変形がなければ膝関節への負担を軽減する治療を行う事で、自然に治癒する可能性が高くなります。
半月板損傷の3つのパターン
半月板損傷は損傷している場所・状態によって3つのパターンに分けられ、治療の選択や予後が変わっていきます。
縦断裂
縦断列は半月板に縦方向に亀裂の入っている状態です。
横断裂
横断列は半月板に横横方向に亀裂が入っている状態です。
水平断裂
水平断裂は半月板に水平方向に亀裂が入り、めくり上がるような状態です。
特にこの水平断裂は膝関節の可動域の制限になりやすく、ロッキングと呼ばれる現象がみられます。
ロッキングとは急に膝の屈伸が出来なくなる事です。
これは水平方向に損傷した半月板がめくれ上がって、膝関節に引っかかってしまうために起きる現象です。
保存の場合の治療
ストレッチ
半月板損傷の方の共通点として、膝関節周囲の筋肉が硬いです。
膝関節周囲の筋肉を柔らかくする事で再発予防や損傷の悪化を防ぐ効果があります。
具体的なところとしては、膝の前の筋肉である大腿四頭筋があります。
しかし、半月板損傷の方に重要なところは太ももの後ろにあるハムストリングスや、ふくらはぎの後ろにある腓腹筋です。
ハムストリングスは座骨から膝の裏側にあり、膝裏の付着部付近は半月板にも付着しています。
そのため、ハムストリングスが硬いと半月板の動きも悪くなります。
また、足関節や股関節の動きも悪くなり、半月板の悪化・再発になりかねません。
腓腹筋も膝裏から踵に付着しているため、膝関節の運動に関わってきます。
腓腹筋が硬いと足関節の動きが制限され、膝関節・股関節にも影響を与えます。
半月板損傷はスポーツのような激しい運動によって起きることが多く、足関節から股関節にかけて十分にストレッチをすることを心がけましょう。
インソール
筋肉が硬くなるのは姿勢が崩れ、常に筋肉が働いているため環境にあるからです。
姿勢が崩れる原因のほとんどは足にあります。
アメリカの足医学協会では姿勢が崩れる原因の60~70%は足からの影響であると言われています。
足は立っている限り常に地面と接しています。
そのため立っている限り身体の土台となっているのは足という事になります。
土台になっている足から姿勢が崩れると膝や股関節、背骨がバランスを保とうとします。
身体としてはバランスを保っているつもりが逆に身体が歪み、歪んだ姿勢を保とうとして、筋肉を硬くさせます。
インソールを使うことで歪んだ姿勢を調整し、その姿勢を保つことができます。
また、身体を動きやすくしてくれるため、以前よりも身体を楽に動かすことができます。
スポーツや仕事など用途によって靴を履き替える際には、中敷きを変えるだけで使用したり、それぞれの靴に入れることで、常に安定した体を保つことが出来ます。
まとめ
半月板を損傷すると全て手術が必要な訳ではありません。
人間には自分の身体を自分で治そうとする自己治癒能力があります。
この自己治癒能力の効果的に高めるためには、身体の歪みやズレを解消させないといけません。
自分の身体のどこが歪んで、どこがズレているのかわかりませんよね?
ぜひ近くの専門家のいる治療院に相談することをオススメします。
→当院での詳しい治療方法はこちら
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